毎年ゴールデンウイークの境にドラッグストア、ホームセンターなどのいろんなお店で売場が多く作られています。
なぜこの時期からかというと、紫外線が多くなる5月から残暑の影響のある9月頃までは熱中症の注意が必要だからです。
今回この記事では、
- 「そもそも熱中症って何?」
- 「どうしてなるのか?」
- 「なっちゃたらどうするの?」
という疑問の解決をします。
また対策、予防のためのおすすめアイテムを登録販売者の私が紹介します。
登録販売者がどのような資格かはこちら
熱中症に関して知っておくべき知識
ポイント
・熱中症とは?
・どうして熱中症になるのか?
・熱中症になってしまったときの対処法は?
熱中症とは?
体内の水分、塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れて、体内の調節機能が破綻するなどの高温、高湿の環境で起こ暑熱障害の総称です。
下記は、厚生労働省の熱中症に関する引用です。
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
引用元 厚生労働省
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
コロナの影響で、感染予防のためにマスクをする機会が増えて体に熱がこもりやすくなったり、喉の渇きなどで「マスク熱中症」も起きたりします。
2023年5月8日よりコロナウイルスが5類感染症になりインフルエンザと同等の対応になりました。
とはいえ、マスクの着用は自己判断なのでマスク熱中症も起きる可能性もありますので十分注意をしてください。
熱中症の種類
Ⅰ度【軽症】
めまい、失神(立ちくらみ)、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、手足のしびれ、気分の不快
Ⅱ度【中等症】
頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、体がぐったり、意識がはっきりしないなど
この場合は搬送が必要
Ⅲ度【重症】
意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温(体に触ると暑いという感触)など
入院が必要
軽症の症状でもかなり危険なのですね、、、
熱中症自体は自覚症状がなくても超軽度で起きている人がいますのでこまめな水分補給は必ずしましょう!!
どうして熱中症が起こるのか?
熱中症を引き起こす要因は「環境」「からだ」「行動」によるものと考えられます。
環境
気温が高い、湿度が高い、風が弱い等が該当します。
からだ
人間のからだは、体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げて体温調節が自然とできるようになっています。
激しい労働や運動で体内に熱がこもることで暑い環境にからだが十分に対応できないことが該当します。
行動
屋内、屋外問わず行動がすべて該当します。
これらの3つの要因により、熱中症を引き起こす可能性があります。
何気ない行動ひとつでも「自分は大丈夫」ではなくて最悪の場合を考えておいた方が安心です!!
熱中症になってしまったときの対処法は?
もし熱中症かな?と思った時はすぐに初期症状を見極めて適切に対処しましょう。
熱中症の対策と予防
対策と予防の方法を知っていれば熱中症は防ぐことができます。
次のようなことを気をつけましょう。
ココがポイント
・暑いときは無理をしない
・適宜マスクをはずす
・こまめに水分補給をする
・涼しい場所、涼しい施設を利用する
・部屋の温度を計る
・部屋の風通しを良くする
・エアコン、扇風機を上手く利用する
・炎天下や高温多湿の場所での作業、運動を避ける
・日傘、帽子の着用
・吸汗、速乾素材や通気性の良い衣服を着用する
小さい子供
小さい子供は体温調節機能が十分に発達していないので気温が皮膚温度より高くなったとき、深部体温が上昇するので熱中症を起こしやすいです。
身長が低く地表の熱の影響を受けやすいので気温が高い日などの散歩、お出掛けには注意が必要です。
顔が赤かったり汗をかいたりしているときは、深部体温が上昇していると推測できるので涼しいところで休ませましょう。
こまめに水分補給も忘れずに行いましょう。
高齢者
暑さを感じにくい上に体温調節機能が低下して暑さに対する抵抗力が少なくなっています。
喉の渇きも感じづらいので水分不足になりがちなので気づかないうちに熱中症を起こしてしまう場合があります。
喉が渇いていなくてもこまめに水分補給も忘れずに行いましょう。
「暑さ指数」と「熱中症警戒アラート」
環境省熱中症予防サイトで「暑さ指数」と「熱中症警戒アラート」の情報共有をしています。
これらの情報も活用して対策、予防をしっかり行なっていきましょう。
【こまめな水分補給】は絶対に必要!!
出かける際はしっかりと準備しておきましょう!!
熱中症の対策と予防!おすすめアイテム5選!!
あくまでボクが経験、体験して必要と感じたアイテムです!!
参考にしていただければ幸いです!!
熱中症対策、予防のおすすめアイテム
- OS-1
- ハッカ油
- ネッククーラー
- 塩飴、塩分タブレット
- 携帯扇風機
OS-1
絶対にOS-1です。
なぜかというと、飲む点滴と言われているほどです!!
販売は、ドラッグストア、薬局、病院内(売店、コンビニ、自動販売機)、大塚製薬の通販サイト飲みです。
※一般的なコンビニでは販売していませんが、薬局併設のコンビニ、病院内のコンビニは販売しています。
汗をかくと水分、ナトリウム(塩分)などのミネラルが奪われます。
脱水症状になったときに効率よく水分、ナトリウム(塩分)を補給することができます。
なぜナトリウム(塩分)を摂取が必要かというと、水分を体に蓄えるためにナトリウム(塩分)が重要なんです。
ナトリウム(塩分)が不足した状態だと体に水分が蓄えられずに水分を補給しても尿として排出されてしまいます。
熱中症対策だけではなく、風邪を引いたときや下痢をしているとき、ウイルス性胃腸炎などにも重要です。
満1歳から飲めます。
使用する際は、必ず摂取目安量を確認してください。
学童〜成人 (高齢者も含む) | 500〜 1000mL(g)/日 | ||
幼児 | 300〜 600mL(g)/日 | ||
乳児 | 体重1kg当たり30〜 50mL(g)/日 |
液体とゼリータイプがあるので状況に応じて選ぶといいですね。
ハッカ油
ハッカ油にはいろいろな使い方があります。
その一つにハッカマスクがあります。
コロナ禍でマスク熱中症という言葉もできました。
マスクを着けると皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気付かないうちに脱水症状になるなど、体温調整がしづらくなります。
今ではいろいろなマスクも増えて冷感マスクもありますが、個人的には冷感マスクの使用感は着けたときだけ接触部分が冷たく感じますが継続して冷たさは期待できないと思っています。
そこで、ハッカ油を使ったハッカスプレーやハッカマスクが活躍します。
ハッカ油は、ハッカソウというミントを乾燥させて抽出した植物油のことです。
ハッカキャンディーなどのお菓子に使われているイメージが強いですが、ハッカ(ミント)には消臭剤、虫除け、リラックス効果や抗菌作用もあると言われています。
ハッカスプレーやハッカマスクを使用することでメントールの効果で清涼感を感じることができ、さらには殺菌作用もあります。
冷感マスクをわざわざ新たに買わずに今あるマスクにハッカスプレーを吹きかけたりハッカマスクを作ったりした方がコスパはいいと思います。
自分好みに冷感の感じをカスタマイズできるのもいいですね。
ネッククーラー
首元を冷やして暑さ対策ができるアイテムですね。
種類も豊富で冷却プレートを搭載している電動タイプや保冷剤、接触冷感で冷やすタオルタイプ、水に濡らして使うタオルタイプ、凍らせて硬くならないタイプの保冷剤で体の形にフィットするタイプなど様々なものがあります。
首の周りを冷やすことで血液の通り道である血管を冷やすことができ、血液の温度が上がりにくくなります。
首元の太い血管の近くを冷やせば効果的に体全体を冷やすことができます。
塩飴、塩分タブレット
近年、いろいろなメーカーさんから塩飴、塩分タブレットが出ていますね。
おすすめは森永製菓のinタブレット塩分+プラスです。
塩飴、塩分タブレットは外出先の熱中症対策としてカバンに入れておきやすこともありますが、inタブレット塩分+プラスの特徴はビタミンC、ビタミンB郡(7種)、クエン酸、ブドウ糖は入っています。
汗をかいた後に、手軽に塩分や疲労回復に役立つ栄養素を補給できる点です。
特にブドウ糖が重要です。
OS-1でナトリウム(塩分)の重要性を話しました。
水分、ナトリウム(塩分)ブドウ糖(糖分)が加わることで腸管での水分吸収を促進できます。
ということはブドウ糖(糖分)の効果で腸管の水分吸収が促進、腸管内でナトリウム(塩分)があるとより速やかにナトリウム(塩分)が吸収されてそれらに引っ張られて水分も吸収されることになります。
熱中症には「水分」「ナトリウム(塩分)」「ブドウ糖(糖分)」が効果的です。
携帯扇風機
携帯扇風機は外出先や移動中に涼むことができるアイテムです。
手軽に皮膚表面温度を下げることができます。
ネッククーラーと併用することでより効果が高くなりますね。
おすすめは手持ちタイプです。
サイズはカバンに入れておいてサッと取り出して使える大きさのものがいいです。
充電式、電池式、USB式、スマホからの電源供給と状況に応じて使用できるので熱中症対策がどこでもできるので1台持っておくといいですね。
この商品に関しては似た商品はありますが代替えはありません!!
医者も推奨しています!!
熱中症対策と予防のまとめ
今回は、
- 熱中症に関して知っておくべき知識
- 熱中症の対策と予防
- おすすめアイテム5選
をお話ししました。
「備えあれば憂いなし」と言いますが、起きてからでは遅いです、、、、
知識を持って対策、予防することで自身の健康も守れますし、家族や親しい友達も守れます。
正しい知識、正しい行動をして熱中症にならないようにしましょう!!