SPFとかPAとかよく見るけど数字が大きいほういいんじゃないの?
日焼け止めに関する疑問を解決するために
日焼け止め選び方完全ガイドをしますね!!
お悩み
- そもそも紫外線って何?
- 紫外線対策の知識ってどんなの?
- SPF、PAって何?
- クリーム、ジェル、スプレーってどれがいいの?
- 敏感肌の場合はどうすればいいいの?
このようなお悩みを解決できる記事となっています。
なぜなら、登録販売者として店舗販売での経験上、多くのお客様のお悩みについて解決してきたからです!!
日焼け止め選び方完全ガイド、紫外線対策の基本知識
自分に合った日焼け止めを見つけるためには紫外線対策の基礎知識を知らないといけません。
紫外線対策の基本知識は大きく分けて3つあります。
ポイント
- SPF、PAとは?
- UV-A波、UV-B波、UV-C波とは?
- 紫外線吸収剤(ケミカル処方)、紫外線散乱剤(ノンケミカル処方)とは?
この3つを知っているかで日焼け止めの選び方が変わります!!
SPF、PAとは?
日焼け止めに表記されている「SPF」「PA」の説明をします。
SPF
SPFとは?
SPFとは紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標で、「Sun Protection Factor」の略です。
サンバーン(ヒリヒリと肌が赤くなる日焼け)の原因の紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標として使われます。
数字が大きいほど防ぐ効果が高く、最大でSPF 50+と表記されます。
SPF50+はSPFが51以上の数値を全て表します。
また、数値が大きいほど肌への負担も大きくなります。
SPFの効果時間
SPFにはUV効果の持続時間の目安としても使われています。
紫外線が肌に当たり日焼けしてしまうまでに約15〜20分と言われています。
日焼け止めの防止効果として目安がSPF1で約15〜20分ということです。
SPF30の日焼け止めを使用した場合、
15分 × 30 = 450 となるので450分の日焼け止め効果があると言えます。
とはいえ、日焼け止めを塗ったからといって100%防げるわけではなく、軽減できるということです。
また、塗り方が薄かったり、塗り方にムラがあると充分な効果が得られません。
SPF50+は51以上の全ての数値を表してます!!
PA
PAとは?
PAとは紫外線A波(UV-A)を防ぐ指標で、「Protection Grade of UVA」の略です。
紫外線A波(UV-A)はシミ、シワの発生に大きく関わっていいると言われ、SPFは肌が赤くなる原因のを防ぐのに対して、PAは肌が黒くなる原因を防ぎます。
波長が長い分、肌の奥深くまで到達して様々な影響を及ぼします。
PAの防止効果
「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階に分けられています。
PAの表示 | 効果 |
PA+ | UV-A 防止効果がある |
PA++ | UV-A 防止効果がかなりある |
PA+++ | UV-A 防止効果が非常にある |
PA++++ | UV-A 防止効果が極めて高い |
防止効果は+が多いほど高くなります。
SPFやPAは高いほうがいい?
紫外線による影響を避けるためには、SPF・PA表示は高いほうがよいいように思えます。
ですが、数値が効果が高いほど肌の負担は大きくなります。
日常の散歩や買い物程度であればそれほど高い効果のものは必要ありません。
日常生活やレジャーに行くときなど、シーンによって使い分けることが肌に負担をかけず、上手に日焼けを防ぐコツです。
数値が高ければそれだけ肌にも負担がかかります、、、
肌が弱い方、敏感肌の方には「敏感肌の場合の日焼け止めの使い方」
使い分けについては「シーンに合わせた日焼け止めの選び方」で説明します
UV-A波、UV-B波、UV-C波とは?
紫外線はその波長の長さによってUV-A波、UV-B波、UV-C波に分けられます。
そもそも紫外線は太陽光線の一種で、病院で聞いたことのある「ガンマ線」「X線」も太陽光線です。
地球規模の話になりますが「ガンマ線」「X線」「UVC」はオゾン層に阻まれ、地上に届くことはありません。
紫外線のうち地上に届くのは、「UV -A波(PA)」「UV-B波(SPF)」の2種類です。
UV-B波(SPF)
日差しが強いときに長時間、外にいると肌が真っ赤に焼けてしまいます。
紫外線に当たってすぐに肌が黒くなるというような日焼け(サンタン)といい、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)の主な原因となるのがUV-B波です。
レジャー紫外線とも呼ばれています。
UV-B波はエネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こすので、皮膚ガンやシミの原因になります。
波長が短い分、UV -A波に比べるとオゾン層や上空の雲に阻まれ、地上に到達する量は全紫外線量の約10%と少量です。
日常生活の中で、例えば日傘を使うなど、極力直射日光に当たらないように心がけることだけで、ある程度防御することができます。
UV -A波(PA)
UV -A波は、日差しを浴びた後、「肌をすぐに黒くする」紫外線のこと。
「肌をすぐに黒くする」という反応は、紫外線が皮膚の奥深くまで浸透してしまうことから守ろうと、体内でメラニン色素が働くことによって起こる「皮膚の防衛反応」です。
UV-A波は肌のハリなどに影響を及ぼし、シワやたるみなど肌の「光老化」へとつながります。
肌の奥深くまで到達し、じわじわと肌に様々な影響を及ぼします。
また、オゾン層を通り抜けやすく、常時、UV-B波の20倍以上も地上に降り注いでおり、雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日も日当たりの良い家の中でも対策が必要です。
生活紫外線とも呼ばれています。
UV-C波
UV-Cがもっと危険な紫外線となりますが、現時点では紫外線Cはオゾン層によって守られています。
UV-Bは皮膚表面にすぐに影響があり屋外で起きることが多いからレジャー紫外線!!
どちらも防がないといけませんね!!
紫外線吸収剤(ケミカル処方)、紫外線散乱剤(ノンケミカル処方)とは?
紫外線吸収剤
粉体が液体で、熱などのエネルギーに変換して紫外線が皮膚の細胞に影響を与えるのを防ぎます。
吸収剤となっていますが、肌に紫外線を吸収しやすくしたり、肌が熱くなるようなことはありません。
紫外線散乱剤
主に粉体で、物理的な仕組みで肌を均一に覆って紫外線を乱反射させて逃がし、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。
散乱剤は、その原料の性質から肌につけると白っぽく残るのが難点でしたが、最近では白浮きしにくい仕様に改良されてきています。
また光による劣化が少ないため、紫外線防止効果の持続性においても優秀で、長時間肌にのせていても比較的低刺激であることも成分特徴の一つとなっています。
紫外線吸収剤(ケミカル処方)、紫外線散乱剤(ノンケミカル処方)どちらがいい?
紫外線散乱剤は言葉の通り、紫外線を反射・散乱させてお肌を守ります。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変化させて放出させます。
散乱剤と比較すると吸収剤の方がUV効果が高くなります。
対して、肌への負担は散乱剤の方が軽くなる傾向があります。
どちらがいいかというと…
どちらがいいということではなく、状況に応じて選ぶことが重要です。
紫外線吸収剤は子供への使用はおすすめしません。
使用シーンに合わせて使いやすいものを選ぶことが大事ですね!!
シーンに合わせた日焼け止めの選び方とおすすめアイテム
その日の活動、ライフスタイルなどに合わせて選んでください。
シーン | 日焼け止めタイプ |
---|---|
お出かけ前 | 塗るタイプ |
お出かけ前、頭皮、髪など | スプレータイプ |
プール、マリンスポーツ、汗をかく運動 | ウォータープルーフ |
外出先の塗り直しにカバンに入れておく | シートタイプ |
紫外線ケアしずらい目など | サプリメントタイプ |
各シーンに合ったおすすめアイテムを紹介します。
塗るタイプ
一般的によく使われるタイプの日焼け止めです。
※選定商品はドラッグストアの売れ筋商品とネットで口コミが良い商品です。
スプレータイプ
スプレータイプは忙しい時にサッと使うことができます。
また、髪に使用できるので全身をカバーできます。
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ウォータープルーフ
プール、マリンスポーツ、汗をかく運動をする場面で汗や水に強い効果のある日焼け止めです。
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シートタイプ
お出かけ先でサッと拭いて使える携帯用です。
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サプリメントタイプ
ドラッグストアでも販売し始めて現在でも日焼け止めサプリは人気ですね。
今はブルーライトが目に悪影響と言われていますね。
PC、スマホも見ている今もブルーライトを浴びている状況です。
しっかりとケアをしていきましょう!
※選定商品はドラッグストアの売れ筋商品とネットで口コミが良い商品です。
1日のどのくらい紫外線を浴びるかの活動状況を考えて使用するといいですね。
暑い日などの汗をかくときはこまめな塗り直しをしましょう。
また、外からでなく身体の内側からのケアも重要ですので合わせて使って見ましょう!
敏感肌の場合の日焼け止めの使い方とおすすめアイテム
敏感肌や肌が弱い方はSPF、PAの数値が高いと肌への負担がかかります。
敏感肌や肌の弱い方用に作られたフリー処方の日焼け止めも増えています。
ですが、敏感肌や肌の弱い方用でもSPF50というものもあり本当に肌に優しいの?と思う方もいると思います。
そこでSPFの紫外線カット率の説明をします。
見ていただくとわかるように、SPF20〜30でも紫外線を94%から97%防ぐことができます。
SPF30とSPF50では1%しか変わらないのに肌にかかる負担は大きいんです。
敏感肌の方の日焼け止めの使い方
・フリー処方の日焼け止めを選ぶ
・フリー処方がなければ紫外線散乱剤を選ぶ
・SPF10〜20で出来るだけ数値の低いものを選ぶ
・こまめに塗り直す
SPF10で SPF1 = 15分 15 × 10 =150分 2時間に1度塗り直し
SPFの数値が低くても塗り直しをすればしっかり防げます!!
敏感肌用日焼け止めおすすめアイテム
SPFが低くても紫外線カット率はほとんど変わらないこと考慮しておすすめアイテムを紹介します。
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赤ちゃんでも使える日焼け止めおすすめアイテム
赤ちゃんにはオーガニック素材が案して使えます。
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まとめ
- そもそも紫外線って何?
- 紫外線対策の知識ってどんなの?
- SPF、PAって何?
- クリーム、ジェル、スプレー、サプリってどれがいいの?
- 敏感肌の場合はどうすればいいいの?
今回はこの5項目の疑問についての解説をしました。
日焼けに関しての知識があれば自分にあった日焼け止めを選ぶことができます。
「選ぶ基準」を知っていれば迷うことはありませんね!!
紫外線は1年中、降り注いでいます。
状況に応じたものを選び適切に使用して紫外線を防ぎましょう!!